結婚退職して10年のブランク…そして再就職しようと思ったら?平凡な一主婦が頑張る!掃除婦→銀行員→雑誌編集。少しでもスキルアップしよう!と頑張る「転職奮闘記」

清水さんの災難 その3
2006-09-05 Tue 13:38

それから何日かして今度は恐そうな男性が2人と
先日の娘さんとが一緒に来店されました。
男性は息子さんみたいでした。
何でも何処かの組に入ってるとか言っていました。
とっても恐そうです。


応接室へ通しましたが大声で何か怒鳴っていました。
課長だけでなく支店長も副支店長も
一緒に対応していましたが
長い事怒鳴り声が聞こえてたり
テーブル叩く音がしていました。

でも、銀行はこういう時でも
言いなりにはなれないんですよネ。
脅しにのる事は出来ません。
しばらくしてやっと諦めて帰って行きました。

やっぱり役職は大変ですよネf^_^;


それから何ヶ月かして
清水さんの奥さんは亡くなりました。
老人病院へ入院してから転倒して
脳内出血をおこしたことが原因だったそうです。


そして、奥さんの預金全てと清水さんの預金の一部を
清水さんはあの3人の子供達に渡しました。
完全に縁を切ることを条件に。


それから1年位たったある日
病院から1本の電話がありました。
清水さんが話しておきたい事があるから
来て欲しいと言ってるという内容でした。


私は課長にその事を話して相談しました。
病院から連絡があったということは
きっとかなり具合が悪いのだろう。
もしかしたら遺言かもしれない。


私と課長はとる物もとりあえず
急いで病院へ駆けつけました。


病院へ行くと私達は小さな個室に通されました。
病気の事で相談する時に使う部屋みたいです。
私と課長は清水さんの事を、
きっとかなり体の具合が悪いんだ。
奥さんも亡くなってしまったし
頼りにしていた息子さんも、
少し前に突然亡くなられてしまい
本当にお気の毒だという話を小声でしていました。

そこへ持ってきて追い討ちを掛けるように
清水さんまで病気になってしまうなんて
何とお気の毒な事だろう。
私達は心から心配していました。

ところが暫くして清水さんがニコニコしながら
50才代の女性と一緒に入って来ました。


「肺炎になりましてね、いやあ、まいりましたよ。
実はこの女性に財産の一部を分けようと思いましてね。
色々私の面倒を見てくれているので
私も年だからいつどうなるともわからないし…
財産を少し分けたいんですヨ。
それで相談に乗ってもらおうと思いましてね。」
女性の手を握りながら嬉しそうに、そう言いました。

私と課長はポカンとしてしまいました。
前の奥さんの子供達とさんざんもめたのに
まだ懲りんのかい?
これが、その時思った感想です。

その後、私と課長はその時の狭い個室でうつされた
清水さんの物凄く聴力な風邪を2人とも貰い
仕事を休まなければならなくなりました。


         


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清水さんの災難 その2
2006-09-04 Mon 12:52

ある日銀行に清水さんの奥さんの娘と名乗る
50才位の女性が
清水さん夫妻を連れて乗り込んで来ました。
私が清水さんの担当だと挨拶しますと
まるで機関銃みたいな勢いで喋り始めました。

何でも、清水さんが奥さんの預金を
勝手に引き出していると言うのです。
奥さんの口座から30万、50万と
小口に預金を引き出して使っている。
母親が一生懸命働いて貯めたお金を
この男が勝手に使っているのを
銀行はなんで止めないんだと
物凄く怒って言いました。

私は課長に訳を話して代わりに
話を聞いてもらってる間に
奥さんの定期預金を照会してみましたが
解約された様子はありませんでした。

今度は普通預金を照会してみました。
すると、なぜかS支店で日は違いますが
何回か引き出している事が判明しました。
私はその画面をコピーしました。

そして、清水さんに
「S市へ行った事ありますか?」と小声で聞きました。
清水さんは高齢なので
そんなに遠い所へ行くわけはないと思いましたが
案の定、行った事はないとおっしゃいまいた。
そして、S市は娘さんが住んでる所だと言いました。

私は課長にコピーを持って行って黙って見せました。
今度は課長が席を私と代わって出て行きました。
私が娘さんの対応をしている間に
課長はS支店へ確認の電話を入れました。

暫くして課長が戻って来ました。
そして、先ほど照会したコピーを
持って来て言いました。

「預金の照会致しましたところ
S支店で何度か引き出されているみたいですね。
S支店の担当の者に確認しました所
奥様と、お嬢様がおみえになられたそうですが
心当たりありますか?」

「大変失礼ですが奥様はご自分では
お名前を記入するのも困難だったそうで
それで係りの者が覚えていたみたいです。」

娘さんは勝手に母親の預金を引き出させながら
それを清水さんになすり付けたかったみたいです。
銀行のオンラインシステムを
全く理解していなかったので
銀行を甘く見ていたみたいです。

娘さんは清水さん夫妻をそこへ残したまま
さっさと怒ったふりをして出て行ってしまいました。

これには ある、訳があったのです。
数日後またまた騒動が起きました。

                      続きます。


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